XF14mm F2.8 Rレビュー

2017/9/6

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XF14mm F2.8 Rレビュー

X-E1購入時にXF35mmF1.4 Rを同時購入し、そのピント面のシャープさとアウトフォーカス部の滑らかさに感動して、しばらくは夢中になってXF35mmF1.4 Rを使用していました。X-E1を購入して5ヶ月ほど経ち、このままXF35mmF1.4 R1本でもいいんじゃない?と思わなくもなかったのですが、せっかくレンズ交換式のX-E1を購入したのですからレンズを買い足そうじゃないかと考えたのです。

そんな状況で候補に上がったのがXF14mm F2.8 Rでした。

室内撮影のために

実は広角レンズって苦手なんですよね・・・。画面が散漫になってしまいがちだし、被写界深度が深いので被写体を際立たせるような絵作りには向きません。写真の腕前が無いとなかなか使いこなすことが難しい。未だに広角レンズの印象ってこんな感じです。以前Rolleiflex6008を使用していた際にDistagon 50mm F4を購入したのですが、結局使いこなすことができず処分してしまったのでした。

そんな自分が何故35mm版換算21mmという超広角レンズを購入したのか。それはインテリア写真のために他なりません。
お気に入りのインテリアに囲まれた室内を広角レンズでバシッと撮りたくなったのです。

広角レンズとしてはXF18mmF2 Rという軽量コンパクトな35mm版換算28mmのレンズも選択肢にあったのですが、クオリティの高さに定評のあるXFシリーズの中にあってこのレンズだけ評価が低いことが気になりました。レビューを読んでみるとどうやら周辺部の画質に問題があるようです。それならば、さらに広角で高画質なXF14mm F2.8 Rにしてしまおうと考えたのでした。

そして2013年の11月、XF14mm F2.8 Rを購入しました。確か8万円くらいだった気がします。

レンズを眺めてみる

レンズ外観。フィルタは58mm径です。XF35mmF1.4 Rよりひとまわり大きいです。

プラスチックの花形フードが付属しますが、あまりかっこよく無いのでレンジファインダー風のメタルフードに変更しました。ねじ込み式なのでこのフードをしてしまうと純正レンズキャップは付けられません。フードはAmazonで1,500円くらいでした。もちろんサードパーティー製です。

フォーカスリングを手前に引くと上の写真のように被写界深度と距離目盛りが現れます。この状態にすると自動的にマニュアルフォーカスモードに切り替わるという優れもの。カメラ側の設定を変えずにレンズ側で撮影モードの変更ができるこの機構はとても革新的に感じたのですが、実際のところ全然使ってません(笑)

撮影してみる

撮影は全てX-E1。フィルムシミュレーションはもちろんプロネガスタンダード一択です。

地面すれすれから猫を撮影。ピント面の解像度はいい感じです。

小石川植物園です。うっそうとした雰囲気が好きなんです。

温室内も雑然としてますね。

解放でウツボカズラを撮影。F2.8でも解放ではそれなりにボケます。

広角じゃなくてもいいような写真ですね(汗)

自販機のアイス大好きなんです。最短30cm付近で解放での撮影。

カマキリゲット!広角レンズならではの迫力が出たかなと。

飛び立つハトの群れを激写。

J.Sバーガー美味しいね。

あくびの瞬間なんですよ。

取り壊し前のレトロなマンション。21mmという画角じゃないと撮れない絵ですね。

今度は夢の島熱帯植物園です。

ビカクシダと謎のお面。

植物園のドームが好きなんです。

またしてもウツボカズラ。

夢の島のヨットハーバー。海と空。ヌケがいいです。

水戸に向かう車窓から。

水戸駅近く。ぽっかり空き地になってました。

ブラックスワン。近づいても逃げません。

引っ越し直後の我が家のリビング。室内撮るなら28mmじゃ狭いですね。21mmにして正解でした。

感想

この記事を書くために久しぶりにXF14mm F2.8 Rで撮影した写真を見返していました。XF35mm F1.4 RやXF23mmF2 R WRとは全く違う写真が撮れていて面白いですね。数は少ないながら自分としても「おっ」と思える写真がいくつかありました。子どもが生まれてからめっきり出番が減ってしまったXF14mm F2.8 Rですが、もう少し使う機会を増やそうかなーと感じた次第。

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